ナンバガ再結成というニュースを聞いたとき、はじめに感じたのは自身の老いだった。
俺年取ったなぁって。
ナンバーガールという名前を聞いて、懐かしくなってしまう自分に戸惑った。
中高生のころ邦楽バンドを聞き漁ってたくさん好きなバンドを見つけた。
周りがポップソングしか聴いていないところで、自分だけがこんなにかっこいい音楽を知っているんだと勝手に優越感に浸っていた。中高生特有の「自分は特別」感だ。思い返せば恥ずかしくもなり、羨ましくもなる。
年を取るにつれてその頃出会ったバンドたちはどんどんと聴かなくなっていった。
好きなジャンルが変わったり、単純に音楽から離れたり、おそらく理由はひとつではないんだろう。
そしてナンバガの名前を目にしたときに「ナンバガって昔よく聴いてたなぁ」と懐かしんでしまった。
あんなに聴いていたバンドの音楽が、自分にとっては既に過去のものであり、懐かしむものになっている。
ひたすらMDプレーヤーで曲をリピートしたり、一人の下校中にお気に入りの曲を熱唱したりすることもない。
年取っちゃったなぁ。
そんなこんなで、つい最近ジャンプ+のアプリで「ナンバガ再結成記念!全話開放」と書いてある漫画があった。
「ロッキンユー!!!」
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知らない漫画だ。表紙を見る限りバンド系の漫画なのだろう。でもナンバガとなんの関係あるのだろうか。無料で読めることだし、試しに1話読んでみよう。
ページをめくるスワイプが止まらない。
気付けば1話だけではなく、開放されている全話読んでしまった。
面白かった。
そこにはあの頃の、かつてバンド音楽に熱中していた頃の感情があった。
この漫画は今の中高生が読んでもきっと面白いだろう。
でも、私と同じように20代後半くらいでかつてバンド音楽が好きだった人にも刺さる漫画だろう。
気になった人は読んでみてほしい。
そんなこんなで、懐かしくなったので2000年前後の邦楽ロックを20個くらい並べてみる。今も活動しているバンド、再結成したバンド、解散しちゃったバンド、色んなバンドいるけど、この頃が学生時代で良かったよなぁって思う。
ナンバーガール/透明少女(1999年)
ゆらゆら帝国/ズックにロック(1999年)
TRICERATOPS/GOING TO THE MOON(1999年)
GRAPEVINE/光について(1999年)
KING BROTHERS/ジタバタロック(1999年)
The Zoobombs/Hot Love(1999年)
MO’SOME TONEBENDER/壊れてるよ(2000年)
SUPERCAR/FAIRWAY(2000年)
SUPER BUTTER DOG/コミュニケーション・ブレイクダンス(2000年)
The BACK HORN/サニー(2001年)
ART-SCHOOL/MISS WORLD(2001年)
downy/酩酊フリーク(2001年)
ACIDMAN/赤橙(2002年)
くるり/WORLD’S END SUPERNOVA(2002年)
the band apart/Eric.W(2002年)
SPARTA LOCALS/POGO(2003年)
Syrup 16g/パープルムカデ(2003年)
ストレイテナー/TRAVELING GARGOYLE(2003年)
GOING UNDER GROUND/トワイライト(2003年)
フジファブリック/桜の季節(2004年)
「ロッキンユー」で不二美くんがやってた「透明少女」から始めて2話のタイトルにも使われている「桜の季節」で締めてみた。やっぱり良いよなぁ。たしかに思い出補正もあるかもしれないけど、音楽にとって思い出補正って最高のスパイスだと思う。今聴いてもやっぱり良い。
そんなわけで4月に発売されるロッキンユー!!!の新刊楽しみにしてます!
新たなナンバガの活動も楽しみにしてます!
こちらからは以上です。