生まれて始めて琵琶湖に行ってきたことを振り返ろうじゃないか

※暗号で振り返ったバージョンはこちら

 

みなさん滋賀県って行ったことあります?関東出身だとぜんぜんいかないんですよ。学生時代に京都とか奈良には行くものの関東人の関西進出ってそんなもんで、それ以外の近畿地方の都道府県ってあんまりイメージわかないんですよね。イメージ湧かないけど地図を眺めると存在感はなつスポットがあるじゃないですか。

日本一の大きな湖。琵琶湖。

よく考えたら日本に住んでるのに琵琶湖見たことないって損してない?wikipedia見てみたら10万年以上前から存在してるんだって。やばくない?人類誕生どころか猿誕生する前から存在してるんだよ?大大大大大大先輩じゃんね。大きさも世界で129番目なんだって。世界の湖が強敵すぎてランク低く見えちゃうけど東京ドーム1434個分ってすごいでしょ。

ってなわけでちょっと3連休利用して琵琶湖を見てきました。

11/2 11:00 東京駅

東京駅の新幹線乗り場はすごい混雑を見せている。そういえば3連休って混むんだっけか。ニュース番組で混雑の様子とかやってるもんな。連休に遠出とかしたことがないから予知できてなかった。琵琶湖へ行くと決めたもののノープランだ。時間とかも特に決めないで10時くらいに起床したから11時くらいに東京駅に着いた。

切符の予約してないけど大丈夫かな。そう考えながら券売機で一番近い時間の新幹線を検索すると、指定席が…埋まってる。まじか。そんなに混むもんなのか。知らなかった。自由席かグリーン席しかない。グリーン席高いな。でも、自由席乗ったことないから想像がつかない。座れないとどうなるんだろう。怖い。よし、背に腹は代えられない。グリーン席を購入しよう。

切符購入完了である。そして新幹線といえば駅弁である。聞いてほしいのである。ウキウキである。もうね、チケット買ったらもう到着したようなもんじゃないですか。あとは駅弁でも食って電車を待って乗るだけだ。楽勝楽勝。遠出なんかしたことなくたってやればできるもんだ。駅弁コーナーめっちゃ混んでるけど並んでカツサンド買った。この時は知る由もなかった。新幹線乗り場には魔物が住んでいることを。

トイレ行ってたら電車乗り過ごした。

まじか。トイレから戻ったら方向感覚が失われて改札がわからなくなった。なんてこった。どうしよう。スタートからトラブルである。仕方がないので駅員さんに泣きつくのである。

「すみません。電車乗り過ごしちゃったんですけど」

「普通の指定席は次の新幹線に変更ができないんですけど、グリーン券でしたら次の新幹線で説明していただければ空いてる席に案内してもらえますよ」

グリーン券すげぇ。買ってよかったグリーン券。ありがとうグリーン券。こうして俺はグリーン券に救われ次の新幹線に乗ることができたのである。

新幹線に久しぶりに乗った。快適だ。電車内のお供はユニクロの柳井さんの本「一勝九敗」だ。ユニクロの創業エピソードとか失敗談、成功談を柳井さん自身の目線で語られている。面白い。本読んでたらあっという間に米原についた。

11/2 15:40 米原駅

米原という駅、というか地名すら知らなった俺は到着しても全然滋賀県にいる実感が湧かなかった。駅を出てブワーっと湖が広がってたら実感あったんだろうけど

山。山しか見えない。この向こう側に湖があるんだろうか。きっとそうなんだろう。でも着いたー!って感じが全然しないのである。残念。

琵琶湖って何駅にあるんだろうか。知らん。路線図をみても「琵琶湖駅」みたいな駅もない。仕方がない。県庁所在地を目指そうか。琵琶湖線に乗り換えて目指せ大津駅。

電車内は二人ずつの座席が並んでいた。ディズニーのアトラクションにこんな座席感の乗り物あったよね。隣の人との距離がめっちゃ近く感じる。でも東京の電車だって混んでれば隣の人との距離このくらいなのに二人席だと何となく気まずいね。

11/2 17:00 大津駅

大津駅到着。当たり前だけどここからじゃ湖は見えない。何となく大津駅来ちゃったけど大丈夫だろうか。ここから湖行けるのか。駅近くにマップがあったので見てみると、近い!近いぞ琵琶湖!歩いていける距離だ。テンション上がってきた。張り切って進もう。

謎の像。

なにこれ。遠くて何の像かも読めないし、道路と道路の間にあるから近くまで行けない。

謎のオブジェ。

なにこれ。わからない。色々なわからないものが俺を出迎えてくれる。これが滋賀県か。道中不安になりながらも琵琶湖を目指して進んでいく。マップを見る限りだと一直線に進めば着くらしい。

11/2 17:30 琵琶湖

見えた!琵琶湖だ!

これが待ち望んでいた琵琶湖!ノープランでも東京から琵琶湖に来れるもんなんだな。すっかり日が暮れちゃったけど。でも夜の湖っていうのもなんだか風流なもんじゃないか。

海とか見るとさ地平線に何もないじゃん。ひたすら海って感じ。でもさ湖だと遠くの地平線に街並みが見える。見たことない景色だ。これが日本一の湖か。すげぇ琵琶湖。ただ時間のせいでよく見えないな。昼間の琵琶湖も見たい。よっしゃ、一泊してもっかい見に来ようか。これから宿探しまーす。

11/3 11:00 大津駅周辺ホテル

おはようございます。いやーいい天気。それにしても3連休の土曜の夜直前でも部屋って取れるもんなんだね。ホテルなかったら朝までやってる飲み屋とかで時間潰そうかと思ったけど大丈夫だったな。さぁ今日も張り切って琵琶湖に行きましょう。

昨日は暗くて気づかなかったけどこの面白い看板あった。「コインラ」「ンドリー」で区切る看板である。びっくりじゃない?これだと「ンドリー」ってなんやねんって思っちゃうよね。

昨日大津駅に着いた時は正直「大津駅って何か寂しい駅だな。本当に県庁所在地なのか」とか失礼なこと思ったけど、今日の駅前はかなり人だかりができていた。「大津証人祭り」と書かれている。様々な商店が店を出している。ちょうどいい。お弁当でも買って琵琶湖で食べようか。ちょうど近江牛のお弁当を見つけたので購入した。ウキウキである。お弁当の袋を片手に速足で琵琶湖に向かう。

11/3 11:30 琵琶湖

近江牛弁当!

美味しそう!いただきます!んまい!牛が柔らかくて最高。そしてこのお弁当を食べながら

この景色である。最高なのである。秋らしい暑くもなく寒くもない丁度いい陽気だ。箸がどんどんと進んであっという間にお弁当を平らげた。さて、琵琶湖周辺を散策しようじゃないか。

鳩をパシャり。お散歩日和である。

何か祭りのポスターが展示されてた。最近のポスターって立体なんだね。どれも力作だ。

なんかフェリーある。あれって乗れるの?乗りたい!

11/3 14:30 フェリー出航

乗れた―!フェリー乗れた―!

さらばフェリー乗り場。ミシガン出航!嬉しい!行き当たりばったりでも何とかなるもんだ。

陸があんなに遠い。フェリーに乗ると余計に湖の広さを実感する。というかこのフェリーもかなり広い。何かパーティ用のプライベートスペースとかあるし。中どうなってるのか気になる。予約するとビュッフェとかも楽しめるんだって。すげぇ。船内を散策していると売店があった。小腹もすいてるし何か買うか。

ふなずしパイ。なにこれ?ふなずしってあの鮒ずし?それがパイになってるの?疑問がつきない。フライドポテトかこれにするか悩んだ。無難に頼むならフライドポテトだっただろう。だが好奇心に突き動かされ購入。早速食べてみる。

う~ん。

別にまずくはない。でも美味しいと絶賛するほどではない。すっごい不味かったら逆に良い思い出になるし美味しかったら美味しかったでラッキーだと思ったけどどちらでもない感じ。自分の期待値のせいかもしれないが、なんかすっごく損した気分だ。

おれ、昨日の昼間まで東京にいたんだ。かもめよ、信じられるか?それが今じゃ琵琶湖のフェリーの上でお前に話しかけてる。仕事柄平日休日問わず家の中にいるような俺でも行動できるもんなんだな。約80分のクルーズはあっという間に終了した。

11/3 15:50 フェリー乗り場

あひるよ、聞いてくれ。遠出全然しないから旅行記ってこんな書き方でいいのかもわからんよ。そもそも、いろいろ思い出あるけどテンション上がってあんまり写真撮ってないんだぜ。フェリー乗ったし十分琵琶湖堪能したから帰るのである。

11/3 17:30 米原駅付近のラーメン屋さん

一瞬で米原駅なのである。疲労がどっと押し寄せて電車で爆睡した。そして写真撮るのも忘れた。米原駅について新幹線の切符を購入。1時間くらい時間を持て余したので近くのラーメン屋さんで夕食を済ませることにする。おいしかった。

11/3 18:30 米原駅

長かった旅もこれでおしまい!いやぁ疲れた!

今回の琵琶湖旅は終始ノープランだったな。琵琶湖行こうって思ったのが金曜日で土曜に行って日曜帰ってくる。宿もなんも取らずに現地に行って遊ぶ。たぶん色々計画して観光スポットとか調べて行くほうが効率的だしコスパもいいんだろうけどたまにはこういうのもありなんじゃないかな。色々下調べしていくよりも実際に自分の目で見たほうが感動も大きいでしょ。琵琶湖楽しかったなぁ。今回の旅で知ったけど琵琶湖って信長とか明智とかにかなり縁があるらしいね。今度は歴史とかもっと勉強してから城とか巡ったら楽しそう。というわけでノープラン琵琶湖旅行記これにて落着。めでたしめでたしなのである。