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最近音声メディアが流行っているらしい。よくわかんないけど、その世界では音声だけでコミュニケーションを取らなくてはならないんだって。なんでも皆して見ず知らずの誰かの声を聞き分けたり、声色だけで発言者の気持ちや意図をくみ取ってリアクションするなんて高等技術をやってのけるらしい。そんなの…中学１年生でツイストサーブ打てるくらいデタラメ人間の万国ビックリショーじゃあないか！
まぁね、怖い怖い言うてても仕方ない。怖いものには率先して飛び込むべし。いざ、実践じゃあ！当たって砕けろ！と戦国武将さながらに意気ごんでみたものの、俺はアイホンもアイボンも持ってないからクルブホウセ的なアプリケーションを使えない。いや、持ってたとしても友達のいない俺は「招待を貰えない確率、100％」と青春学園中等部のデータテニス使いに言われて乾汁を飲まされていることでしょう。
困った。どうしたらいいものか。
いや、待てよ。別にクルブホウセ的なアプリケーションなんか無くたって練習はできるよな。っていうか先に練習しておけば怖いもんなくない？はい、勝ちました。この思考に至った時点で勝ちです。先に練習しておいて後で音声メディアを使うときに満面のドヤ笑み浮かべてやる。
さぁて、どうやって練習すっかな。
音声だけのコミュニケーションかぁ……
うーん、音声だけでしっかりと気持ちを伝えるにはやっぱり言葉をしっかり伝えなきゃダメだよな。
音声で言葉を伝える……
音を電気に乗せて言葉を伝える……
電気信号で言葉を伝える……
そうか！
モールス信号を学べば、音で正確なコミュニケーションできるじゃん！千空先生、100億万点ください！
パパパーン。「モールス信号で暇潰し 練習編」でっきあがりー。
表を見ながらモールス信号（和文）の入力を練習できるページを作ってやったぜ。さっそく練習だ。
５文字入力するだけで結構大変。１文字の重みを感じる……。っていうか50音覚えるの大変だな。英文の方のモールス信号にしておけばよかった。でもこっちのほうが正確に伝わるはず。よし、いざクルブホウセに招待されたら使いそうな言葉を練習しよう。
クルブホウセタノシー。とりあえずこれを言っておけば良いでしょ。なんかツイッターのタイムラインの感想は要約するとだいたいこれだし。
ヨルニヨクオチル。これも同じくらいよく使いそうなので練習しておこう。クルブホウセは夜に何かが落ちるらしい。なんだろう。希望としては体重だな。なんか喋りすぎてカロリー消費→体重減少→ハッピー、みたいな流れ。
ウエニアガルノコワイ。なんかクルブホウセには上とか下とかあるらしい。どういうことだろうか。上に行くのが怖い人もいれば、楽しい人もいるとのこと。……なぞなぞ？上が怖いとか楽しいとか、絶叫系マシンにしか思えない。ジェットコースター的なものなのかな。え、音声メディアじゃなくジェットコースターなの？いや、俺は何の話をしているんだ。
あとはこの万能フレーズ練習しておけばいいだろ。ウケル。みんな面白い時も面白くない時も使ってるからそろそろウケルの意味変えよう。「真顔」にしよう。
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ふぅ。だいぶ練習したな。リアクションとかクルブホウセ的なフレーズはこの辺でいいだろう。あとは単語とか覚えておいたほうがいいか。せっかくならテスト形式で覚えたいな。
パパパーン。「モールス信号で暇潰し テスト編」でっきあがりー。
これで出たお題と同じ文字を入力してモールス信号を覚えていこう。
パソコン覚えたての頃にやったタイピング練習思い出すなぁ。テスト編は初級、中級、上級の３つから選んでテストすることができる。違いは単に文字数だ。これは初級だから３文字か４文字のお題が出てくる。
ちなみにこれが上級。インフオメーシオンとかビルディングとか長くて入力するの大変だった。でも上級ができればだいぶモールス信号扱えてきたんじゃない？脱モールス信号コミュ障！日本語とモールス信号のバイリンガル！
いや、どっちも日本語だから違うか……。
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何はともあれ、モールス信号だいたい覚えたし、これで音声メディアの流行に乗り遅れることはないだろう。
みんなもモールス信号を覚えてしっかりと音で言葉を伝えられるようになろう！
ちなみに俺の今の気持ちはこんな感じだ！
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→モールス信号で暇潰し 練習編
→モールス信号で暇潰し テスト編
おわり