漫才ネタのフリー素材「知的な漫才がしたい」

ひとりブログサーキットフェス【HATENA-STAGE】に掲載したものを引っ越ししました。

どうも。皆さまお変わりなく。普段生活していて急に漫才しなきゃいけなくなったとか、ライブ当日でも全く漫才ネタができてないとか日常生活あるあるだと思います。

そんなあなたにフリーの漫才ネタ書いてみたのでもし必要な方はご自由にアレンジして使ってくだせい。

知的な漫才がしたい

ツッコミ(以下ツ):よろしくおねがいしますー

ボケ(以下ボ):よろしくお願いします。

ツ:いやぁ最近本を読むことが多くなったんだけどさ、

ボ:お!いいじゃん。最近は家にいる時間が多いからねぇ。読書は言い過ごし方だね!

ツ:そうなんだよ。色んな小説を読むようになったんだけどさ、カッコいい人物がいっぱい出てきて憧れるよねぇ

ボ:へぇ~例えばどんなキャラクター?

ツ:いや、なんか小説に出てくる知的なキャラクターってさ偉人の名言とかを引用して会話するじゃん。めっちゃかっこよくない?

ボ:あぁーあるねぇ。聖書の一節とかを簡単に引っ張ってきたり、法律とかを一言一句間違えずに言えるキャラとかね。

ツ:そうそう俺もそういう引用ができるように勉強したいなぁって最近思ってんの。

ボ:いいことじゃん。古代ギリシャの哲学者プラトンも『いかに知識を身につけたとしても全知全能になることなどはできないが、勉強しない人々とは天地ほどの開きができる。』って言ってたからね。

ツ:…それ!えぇ!かっこよ!リアルでそんなこと言うやつ初めて見た!なんで?古代ギリシャの哲学者の名言引用できるの?哲学者かっけー

ボ:まぁね。プラトンが言うには『哲学は、最高の文芸なり。』ってわけだから、私もちょっとたしなむ程度に、ね。

ツ:また引用してる!たしかに「たちなむ程度」とか言ってるキャラに限って豊富すぎる知識持ってるけども!お前、いつの間に哲学勉強してたの?めっちゃ驚いたんだけど。

ボ:プラトンが言うには『驚きは、知ることの始まりである。』だからね。

ツ:止まんねぇよ。引用しまくりじゃん。小説に出てくるキャラだって一気にこんなに引用しねぇよ。なんか雰囲気知的に見えてきた。お前にはどんな世界が見えてるっていうんだ!

ボ:そうだなぁ。プラトンが言うには『目は心の窓である。』だから、私の心が映し出している世界が、私の見えてる景色、かな。

ツ:なんか詩人――

ボ:プラトンが言うには『愛に触れると誰でも詩人になる。』らしいよ。世界に対する愛で私は詩人になっているのかもしれない

ツ:早い。詩人って言っただけで反応しちゃったよ。すごいけれども!羨ましいなぁ。俺もそういうのやりてぇ!

ボ:まぁまぁ、プラトンが言うなら『二度子供になるは老人のみならず、酔っぱらいもしかり。』だからさ。

ツ:…?…関係なくない?今の話題に子どもも老人も酔っぱらいも出てきてないよ?何で急に引用してくるの下手になっちゃったの?

ボ:ところで、音楽って好きですか?私はねぇ大好きなんです。

ツ:え?急に話題変えて語り始めたけど大丈夫?どうしたの?

ボ:やっぱり心が豊になりますよね。想像力も掻き立てられますし。

ツ:おい、まさか…?自分で…?

ボ:プラトンが言うには『音楽は、世界に魂を与え、精神に翼をあたえる。そして想像力に高揚を授け、あらゆるものに生命をさずける。』なんですって。

ツ:自分で話題変えて引用し始めた!え?それありなの?ずるくない?ずりーよ!

ボ:ふ(余裕のある笑み)

ツ:何がおかしいんだよ

ボ:プラトンが言うには『賢者は、話すべきことがあるから口を開く。愚者は、話さずにはいられないから口を開く。』まさに、私とあなただ

ツ:はぁ?なんだろ!悪口まで哲学を引用してきやがって!ムカツク!!!俺が愚者だって言いたいのか?ふざけんな!

ボ:『声を荒げる人物は真実から最も遠い』

ツ:な、なんだと…。まぁ、でも…そうかもしれない。冷静になるわ。

ボ:…これは私の言葉だ。

ツ:おい!ふざけんなよ!引用してきたっぽい感じで自分の意見言ってんじゃねぇ!これもプラトンが言ったのかと思ったわ。

ボ:そろそろ漫才が終わるお時間です。プラトンが言うには『時は、未来永劫の幻影なり。』なんですけどね

ツ:プラトンで最後閉めた!やっぱりかっこいい!

ボ&ツ:どうも!ありがとうございましたー!