どうぶつの森が流行ってるよね。みんなのんびりスローライフなサバイバル生活をしてますか?
憧れるよねぇ、そんな生活。
日常生活でできないことができるっていうのもゲームのメリットだよね。
『でも俺スイッチ持ってないし、どうぶつの森できないよなぁ』
なんて思ってるそこのあなたに朗報だ。
スイッチ持ってなくてもできる無人島サバイバルゲームあるよ。
その名も『無人島生活』。
ゲーム機はなんだと思う?
PS4?3DS?Vita?Wii U?
いいや、どれでもない。
Super Famicomだ。
みなさんもご存じのゲーム機だけど、名前にスーパーとついているだけあってスペックも高いよね。16ビットCPU搭載、32,768色など前世代のファミリーコンピューターよりも処理能力が格段に向上してるし。
そんなスーファミで発売されている『無人島生活』の魅力をご紹介しよう。
高校生でも流木とバナナの葉でハイクオリティな小屋が作れちゃう
ストーリーは飛行機事故によって無人島に漂流することから始まる。
主人公は建築家志望の高校3年生だ。彼は状況を把握すると、浜辺に流れ着いていた流木と島に生えていたバナナの葉で小屋を作ってしまう。
小屋のグラフィックがあるのだけど、「でっかい夏休みの工作」と称するにはあまりにもハイクオリティすぎる。
この小屋作りでわかるとおりとんでもないスペックだ。ふつうの人間がファミコンなら彼はスーファミといえるだろう。
そこからその小屋を拠点として、サバイバル生活をスタートする。
ゲームのシステムとしては特定の行動をとるごとに1日ずつ経過していくシミュレーション系のゲーム。
とれる行動はマップを散策する「探検」、発見した場所を調べる「調査」、拾った道具を加工する「作成」の主に3つだ。
始めは料や水を確保するために「探検」していくんだけど、探検していると他の漂流者たちを見つけることができる。
- 科学の知識に長けた大学生の理香
- 陸上部に所属するエネルギッシュな高校生沙織
- 客室乗務員で高飛車な絵里奈
- 動物の世話が好きな小学生の鈴音
- 考古学者の大学教授である教授
そんな個性豊かなメンバーたちと合流して無人島の脱出を目指すゲームだ。
数人で築き上げられる文明レベルを超えている
このゲームは無人島を脱出するために色んなアイテムを製作するのだけど、製作するには「加工レベル」を上げていかなければいけない。
例えば木材を加工するのに最初は拾ったノコギリを使っているのだけど、そのうち作成したカンナとか使えるようになって、最終的にはチェーンソーとか木工せん盤を使うようになる。
チェーンソーとか木工せん盤…レベル高すぎない?無人島でそんなことすんの?
加工するのは木材にとどまらない。
金属もそのうちアーク溶接機とか使いだすし、燃料を加工するのに遠心分離装置とか石油精製装置使うし、電気は変圧器とかで加工するし、布は自動紡績機で加工する。
あれ?無人島生活ってそんな感じだっけ?
なんか原初の生活的なものを想像してたけど、最終的には数人のメンバーで築き上げられるレベルじゃない文明を構築してしまっている。
キャラクターの顔グラフィックで察しなければいけない機嫌
プレイしていると仲間たちのグラフィックがどんどん険しくなっていることに気づく。
どうやらキャラクター達には得意不得意があるらしい。
例えば『陸上部に所属するエネルギッシュな高校生沙織』の場合、キャラ的に運動好きそうだし外で探索させたほうが良さそうなんだけど、
良く考えてほしい。
同じ状況になった時、高校生の女の子に「ちょっと無人島散策してきて。俺はこっちでアイテム作ってるから」なんて言うだろうか。
いや、絶対言わないだろ。とか思って沙織ちゃんをひたすら内勤にしていた。
そうするとどんどん沙織ちゃんのグラフィックが険しくなっている。
始めはグラフィック変わっているのにすら気づかなくて
「なんで沙織ちゃんだけ、ステータスのグラフィック険しくしたんだろう。製作者は沙織ちゃんのこと嫌いなん?www」
みたいに笑ってた。なんなら歌舞伎の見栄を切ってるみたいだから「てやんでい沙織」とまであだ名をつけた。
それでたまには気分転換させようと思って沙織ちゃんを何回か外に出したら顔グラフィックが元に戻っていることに気づいた。
「てやんでい沙織」が「てやんでい」してない!
もしかしてキャラクターの機嫌は行動によって変わるのでは、と気づいた瞬間だった。
そもそも無人島じゃない
衝撃的なこと言おうじゃないか。この『無人島生活』というゲーム。
舞台となる島は無人島じゃない。
え?
いや、無人島じゃないんだ。わけがわからないのも無理はない。
しかも猿の惑星みたいに最終的にそこが地球でした!みたいな感じじゃない。
わりと序盤で島に住んでる部族の方々と会う。
しかも島民なのに都合よく日本語話せる設定だし、無人島サバイバルだと思って買った人はどんな気持ちでこのゲームを続ければいいのか分からなくなる。
「いや、無人島ちゃうやんけ」
って全プレイヤーにツッコミを入れさせるゲームなことは間違いない。
めちゃくちゃだけど、めちゃ楽しい
そんなツッコミどころ満載でめちゃくちゃな部分がたくさんあるんだけど、プレイするとハマることは間違いない。
ツッコミながらやると楽しいから、複数人でワイワイやるのも楽しいと思うよ。
ちなみにゲームの最終目的である無人島(?)からの脱出方法は
- カヌー
- 帆船
- 気球
- 飛行船
- 無線機
- SES
周回したくなるマルチエンディング方式で、経過日数とどの脱出方法を選ぶかによって結末が変わってくる。
あなただったらどの方法で脱出する?
それではみんなもぜひ『無人島生活』をやってみてね!
おわり。