小さいころはゲームのレベル上げで叔父さんからお小遣いをもらっていました

ひとりブログサーキットフェス【HATENA-STAGE】に掲載したものを引っ越ししました。

みなさん、こんにちは。立川豊です。

本日はみなさんに聞きたいことがあって筆をとらせていただいた次第だ。

小さいころのお小遣いってどんな報酬制度だった?

よく聞くのが、家事の手伝い(料理、洗濯、掃除)をしたら報酬がもらえる制度ですかね。

子どものころから労働に対して対価がもらえるものだと認識しておくのは良い経験だよね。

もう一つ聴きたいんだけど、みなさんはゲームのレベル上げって好きですか?

賛否それぞれあると思います。

レベル上げをすることで、キャラクターたちの成長を実感できる。強くて勝てない敵をレベルを上げて倒した時のカタルシスがゲームの醍醐味。などの賛成意見もあれば、

ストーリーを楽しんでいるのに、レベル上げで余計な寄り道をしたくない。限られた時間でプレイしているから、レベル上げで時間を取られると全然進まない。などの反対意見がありそうですね。

私としては、レベル上げ大好き学派の人間でして。そんな好きが高じてか、小さいころはゲームのレベル上げでお小遣いをもらったことがあります。

ただね、今考えるとちょっと納得がいかないなと思ってるんで聞いてもらっていいですかね。


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当時はFF11が流行っていた時期。まだ小学生だった私はオンラインゲームがどんなものなのかもよく理解していなかった。

そんななか身内にFF11をやってる人がいたんです。私の叔父さんです。

叔父さんはかなりゲームが好きな人種で家には大量のスーファミソフトがあった。そんなスーファミをやりながら育った私も小学生ながらゲームがとても大好き人間になっていた。

あれはそう、夏休み。友達のいない私はいつものようにドラクエⅤをやっていた時のこと。

ところで、スーファミのゲームってなんであんなにデータ飛ぶんでしょう。ドラクエⅤはいつもトロッコ洞窟のプサンが入ったあたりでデータが消えていた。たぶん10回以上は消えていて、それ以上は進めないものだと考える時期もあったなぁ。

そんなデータが再三消えて落ち込んでいる私に叔父さんは言った。

「FF11のレベル上げをしてほしい」

FF11の存在はおじさんがプレイしているのを横で見ていたことがあるので知っていた。スーファミとは全然違うグラフィックに圧倒され、その「最新さ」が羨ましかったのを覚えている。

そんなFF11でレベル上げをしてほしい、ということは憧れの最新ゲームをプレイできるということ。私の胸は高まる。もちろん二つ返事でOKした。

叔父さんが言うには、新しいジョブが色々追加されたけど仕事が忙しくレベルを上げている時間がない。でもリンクシェルのメンバーと足並みをそろえるためにレベルを上げておきたい。ということらしい。

了承した私を叔父さんは部屋へ連れて行くと、デスクトップPCと大きなディスプレイの前に座らせた。

これまで私がやってきたスーファミのゲームは2D神様視点のゲームばかりだったから。キャラクターの後ろにカメラがあって、世界を見渡せる感覚というのは新鮮だった。

あとモーグリが可愛かった。

そこから簡単に操作方法の説明を受けて、レベル上げをする場所まで移動した。

その場所に出てくる敵はレベルも低く、レベルの低い時でもめったに死ぬことはないところらしい。

戦闘方法もスーファミでやってきたRPGと全然違う。フィールドに本当に敵が歩いていて攻撃すると戦闘が始まる。戦闘もオートで攻撃モーションが行われる。かっこいい。最新ゲームっぽい。わくわくが止まらなかった。

そしてさらにワクワクが止まらないことを叔父さんが言った。

「1レベル上げるごとに100円お小遣い上げるから」

え?いまなんとおっしゃいました?

お小遣い貰える?

ゲームやってるだけで?

そんなのあり?

やったぜ!!!!私は有頂天状態だった。

かくして夏休みのレベル上げバイト生活が始まったのである。



ただ、大きく勘違いしていることがあった。

例えば当時よくやっていたドラクエⅤであれば、1時間もフィールドをうろついて敵を倒していれば相当レベルが上がるだろう。初期の頃だったら1時間に4、5レベルは上がるんじゃないか。

そんな感覚を持っていたから「1レベル上げるごとに100円」というのは非常に魅力的な提案だった。

1時間に4レベルは上げられるとすれば、5時間くらい頑張れば2000円はもらえる。小学生の私にはかなりの大金だ。

それが1日に稼げるのではないか。

そんな期待が水泡に帰すのは一瞬だった。

ぜんぜん、

まったく、

これっぽっちも、

レベルが上がらない。

それもそのはず。レベル上げに指定された場所は初心者にも任せれるし、ソロでも倒せるレベルの敵しかいない場所だ。

どれだけ倒しても雀の涙ほどの経験値しか獲得できない。

しかも敵と戦うと当然ながらHPが削れるしMPも使う。HP、MPが少なくなれば回復を待たなければいけない。

そんな状況の中で1レベルを上げるというのは想像以上に時間がかかり、地味で、暇な作業だった。

スーファミだったら一つ一つのコマンドを操作するけど、FF11はオートで戦ってくれるし、敵を見つける→戦っているのを見守る→倒す→次の敵を見つけるの繰り返しだ。

実際問題、叔父さんが仕事から帰ってくるまでに1、2レベルほどしか上がらず、お小遣いの額が4ケタになることはそれ以降も無かった。

***

そもそもこの1レベル100円という報酬制度が果たして適正だったのかを問いたい。

例えば5レベルから6レベルへ上がるのと、10レベルから11レベルへレベルが上がるのは同じ重みだろうか。

いや、絶対に違う。レベルが上がれば上がるほどど次のレベルまでに必要な経験値が上がってくる。

それなのに1レベルあたりの報酬が100円と均一されていたのはどういうことだ!

当時は子どもながら気づかなかった。不覚。世が世ならストライキ起こしててもおかしくはない。

だって、どう考えてもレベルが上がれば上がるほど時間あたりの単価がどんどん下がっていくじゃん。

だからね、全国の叔父さんたちへ甥にレベル上げさせる場合の報酬体系を提案させてもらいたい。

 甥にレベル上げをさせる場合の報酬体系案

案1 獲得経験値×単価 制度

おそらくこれが無難なのではないか。例えば経験値1に対しての単価を0.1円などに設定すれば、そこまで大きな金額を支払うことにもならないし、甥っ子も「頑張った分だけ正当に評価されている」という気分になると思う。

案2 日給制度

獲得経験値を厳密に計算して支払うのは多少面倒かもしれないので、成果に関わらず1日あたり500円くらいに設定してレベルを上げてもらうのはどうだろうか。小学生なら500円は十分大金なはずだし、モチベーションとしても十分だろう。

案3 倒した数×単価 制度

案1と似ているかもしれないが、獲得経験値ベースだと子どもにとって数字の羅列を追いかけることになり、そこまでモチベーションが上がらないかもしれない。そこで、「賞金首」みたいな感じで倒すモンスターあたりの単価を決めておき、どのモンスターを何匹倒すかで報酬を決定するのはどうだろうか。

以上、3案ほど提案させていただきましたので甥にレベル上げを頼もうとする叔父さん、もしくは叔父さんにレベル上げを頼まれそうになっている甥がいましたら参考にしてください。

おわり。