Hulu観れるならブギウギ専務をお勧めしたい

ひとりブログサーキットフェス【HATENA-STAGE】に掲載したものを引っ越ししました。

『親指を手のひらの中に入れるようにこぶしを作って10秒経つとスーパーの袋を簡単に開けられる』

これは俺が子どものころにやっていた『伊東家の食卓』でやっていた裏ワザだ。日常で使える『裏ワザ』を紹介していくその番組は当時大人気だったと思う。同世代の皆さんはもちろん知ってますよね?

知らない方のために補足するとすれば『裏ワザ』とはライフハックのことだ。ライフハックという言葉すらまだ出ていない時勢に日常生活が便利になる知恵や小技を紹介する番組が『伊東家の食卓』だった。

伊東家の食卓が放送された次の日には、学校で早速その『裏ワザ』を披露するキッズたちが教室で溢れかえるという人気っぷりだったと思う。

すぐマネできて翌日には披露できる点ももちろん話題性に繋がって人気だったポイントだと思うが、私としては好きなポイントが別にあった。

出演メンバーに設定がある。

『伊東家の食卓』では出演メンバーが家族という設定で番組が構成されている。詳細はwikiの通りだ。

伊東家
当番組では出演メンバーが家族という設定となっている。詳細は以下の通り。

父 – 伊東四朗
母 – 五月みどり
娘婿 – 布施博
長女 – RIKACO
長男 – 三宅健(V6)
次女 – 山口美沙

wikipediaより引用

家族という設定が番組に常時存在することで各出演者としてではなく、各役として見ることができる。特に当時から芸能人の名前と顔が一致しないでお馴染みだった私は、この設定によってすんなり番組に入り込めたし、いちいちその芸能人がどんな人かを知らなくても番組を楽しむことができた。

こういった番組が出演メンバーに役や設定を与えて進行していく番組を他に思い出せるだろうか。

『探偵!ナイトスクープ』もそうだ。番組を探偵局と見立てて、出演メンバーが探偵局員という設定になっている。

『ハッチポッチステーション』もそうだ。番組を架空の駅に見立てて、出演メンバーが駅員やコンビニ店員という設定になっている。

うすーく生徒と先生という設定が入っている番組とかもあるけど、がっつり番組全体を設定で包み込んで出演メンバーに役を与える番組というのは案外少ないと思う。

基本的には設定や役を作りこまなくてもメインMCやゲストのキャラクター性でなんとかなるし、余計なキャラ付けは個々のブランドイメージに悪影響を及ぼすからこういった番組は作りにくいのかもしれない。

だがしかし、だがしかしだ。

私はこういう番組として設定を作りこんで出演メンバーが役に入ってる番組が好きなんだぁ!!!!



以上、長い前置きでした。

こんにちは。立川豊です。今回はHuluで観れるオススメ番組を紹介したいと思います。

その名も『ブギウギ専務』です!

ブギウギ専務は札幌テレビ放送制作(STV)のバラエティ番組で、2007年からブランクを挟みつつも今でも続いている(たぶん)STVを代表する番組だ。

この番組も前置きに書いたような番組として設定があって、出演メンバーが役に入っている番組の一つだ。

上杉ポンプ商会という架空の会社が舞台となってウエスギ専務、わくちん主任、秘書のマキちゃん、ライバル専務の秘書オオタケちゃんが北海道の隠れた魅力をPRしていくという設定になっている。

現在ではお笑い芸人ダイノジのおおち係長とウエスギ専務の二人で北海道を練り歩く企画しかやっていないのだが、私は断然初期のころのゆるゆる、ぐだぐだした感じが好きなのでぜひHuluで配信されている最初の回から観てみてほしい。

初期のころで個人的に好きな回を3つ紹介したい。


#4 テーマパークをプロモート 2007年放送

北海道のテーマパークをプロモートする回で、

  • わくちん主任が「むかわ町穂別地球体験館」をリサーチするVTR
  • アルバイトのケイちゃんが小樽市の「中野植物園」を訪問するVTR

の2本立てだ。

まずわくちんが行った「むかわ町穂別地球体験館」に興味津々だ。ふつうに行ってみたい。こういう地方の博物館とか資料館とかってワクワクするよね。地球の歴史をミニチュアで学べるなんて最高。北海道行ったら是非行ってみたい。と思って調べてみると現在は閉館しているとのこと。とても残念。

ブギウギ専務のキャラクターたちで個人的に推したいのが女子高生アルバイトのケイちゃんだ。「なんかよくわかんないけど」が口癖の彼女が「中野植物園」を訪問するVTRはいつ見てもシュールで面白い。「中野植物園」も手作りの遊具とかがあって行ったら面白そう。園長の中野さんの優しい笑顔が光ってて朗らかな気持ちになるVTRだ。


#28 発寒後編&お年寄りをプロモート

この回は

  • #27に引き続き発寒観光をプロモートする
  • お年寄りをプロモートする
  • ライバル専務の秘書オオタケちゃんビレッジバンガードの商品紹介

の3本立てだが、お年寄りをプロモートするの回が最高過ぎる。R65というシルバー世代の趣味を紹介するDVDを見る回なんだけど、その中に出てくる「うんこ川柳」がくだらなくて好き。

おじいちゃんがうんこ川柳に関して真剣に語って、

うんこが
びしびし
なげてます

みたいな川柳を詠んでるのは衝撃的。うんこ川柳は4・4・5で上の句は「うんこを」か「うんこが」で始めるんだって。

興味ある人はうんこ川柳作ってみてね。


#54 中野植物園100周年&狸小路8丁目&ルネッタアキ 2008年放送

この回は

  • 中野植物園にウエスギ専務、わくちん主任、マキちゃんが訪問する
  • ウエスギ専務、わくちん主任、マキちゃんが狸小路8丁目の店を制覇する
  • ライバル専務の秘書オオタケちゃんがルネッタ・アキで眼鏡を新調する

の3本立てだが、特にお勧めしたいのが最初の1本だ。

#4でアルバイトのケイちゃんが訪問した「中野植物園」に今度はウエスギ専務、わくちん主任、マキちゃんの3人で訪問する懐かしの回になっている。ここで衝撃的な光景を目の当たりにするのだ。

わくちん主任が第二形態になる。

わくちん主任はこれまで、ハッチポッチステーションよろしくなパペット的なものが画面上に出て、中の人は声だけ出演という形式をとっていた。

それがこの回を機に一変する。

全身ピンクのタイツに四角い被り物を被ったおっさんがわくちん主任として主演するのだ。

たぶん「わくちん STV」とかで検索すれば出てくるので詳しくはご自分の目で確かめていただきたいのだが、この衝撃は計り知れないものがある。


ただ、手放しにはオススメできないところもある

上の3つの面白い回とポイントを紹介したが、残念ながら手放しにはオススメできないポイントがある。そちらも紹介しておきたい。

まずは以下に1回目の放送の冒頭を書き起こしたので読んでみてほしい。

#1 セレブ生活をプロモート 2007年放送

ウエスギ専務「こち亀の中川って感じあるよね」
わくちん主任「(笑い声)こち亀ね。そうそうそう。あそこクラスだったら部屋にもう20台くらいね…」
(ドアのノック音)
ウエスギ専務「お、ちょいわくちん」
わくちん主任「え」
(秘書のマキちゃん入室)
マキちゃん「何回ちょっと!ノックすれば…戻りました専務」
ウエスギ専務「おう。どこ行ってたの」
マキちゃん「あの、社長のところに企画書を届けてました」
ウエスギ専務「社長なんだって?」
マキちゃん「あの、ちらっと見て、すぐコレです(シュレッダーのジェスチャー)」
ウエスギ専務「コレ?(シュレッダーのジェスチャー)、わくちん、コレだって」
わくちん主任「え?コレ?」(パペットの両手を動かす)
マキちゃん「コレってわかんないですか?(シュレッダーのジェスチャー)」
わくちん主任「コレ?え?コレってなんです?」(パペットの両手を動かす)
ウエスギ専務「わくちんコレってやってないじゃん(パペットをまねて両手を動かす)」
わくちん主任「いや、コレ!ですよ」(パペットの両手を動かす)
ウエスギ専務「全然違うよ。コレ(パペットをまねて両手を動かす)」

初回で特に何の説明もなく、上記の会話から始まるのだ。読んでもらって分かる通り、基本的に内輪感が出ている。そういったものを受け付けない方はもしかしたら観てもハマらないかもしれない。

逆にこういった内輪で盛り上がってるのを遠くから眺めたい学派の人間であれば問題無くハマれるだろう。

というわけで今回はブギウギ専務の好きな回を紹介させてもらった。基本的に抱腹絶倒なバラエティではなく、なんとなく流し見できて要所要所に面白いところがあるくらいな番組なので、気になる人は気軽に眺めてほしい。

ちなみにブギウギ専務が好きだけど、人に勧めるなら断然『熱烈!ホットサンド!』だよね。

サンドウィッチマンが出演している『熱烈!ホットサンド!』もSTVの人気番組でこっちもHuluで観れるよ。この記事読んで刺さらなかった人はそっちでも観ててください。

おわり。