どうも。皆さまお変わりなく。普段生活していて急に漫才しなきゃいけなくなったとか、ライブ当日でも全く漫才ネタができてないとか日常生活あるあるだと思います。
そんなあなたにフリーの漫才ネタ書いてみたのでもし必要な方はご自由にアレンジして使ってくだせい。
未来のコンビニ
ボケ(以下ボ)「どうも~はじまりました」
ツッコミ(以下ツ)「よろしくおねがいします~」
ボ「最近さぁ、将来が不安で不安で」
ツ「いきなり暗いなぁ。どうしたん?」
ボ「いやね、近所のスーパーでレジが無人になってたんだよ」
ツ「あぁ、なんか最近増えてるよね~。今後はそういうのが増えていくんかねぇ」
ボ「いやいや、そんな悠長なこと言ってらんないって」
ツ「どうして?」
ボ「俺らが立ってるこの場所だって無人になっちゃう可能性があるでしょ?」
ツ「え?」
ボ「昔のこと考えてみて。レジ打ちが無人になるって思ってた?」
ツ「いや、思ってなかったな。人がやるのが当たり前だった」
ボ「それで今は?」
ツ「無人になってる」
ボ「漫才は?」
ツ「そりゃ」
ボ&ツ「人がいるのが当たり前」
ツ(一緒にセリフ言われたことに驚く素振り)
ボ「じゃあ、将来的には?」
ボ&ツ「無人になってる」
ツ「いやいや、そんなわけないだろ。あと二人で一緒に言うことで説得力増してくるのやめてもらえる?」
ボ「ぜったいそんなことあるって。なんなら俺らはマイクの前にAIスピーカー置きに来る係になる」
ツ「は?」
ボ「だから、(一度舞台袖にはけた後にM1でおなじみの出囃子を口ずさみながら入場してスピーカーを2台置く素振り)んん!(咳払い)アレクサ!漫才のボケやって!」
ツ「アレクサ?amazonのスピーカーにボケやらせるの?」
ボ「んん!(咳払い)Siri!アレクサのボケを突っ込んで!」
ツ「それでSiriが突っ込み?」
ボ「そう。それでアレクサがこう言うんだよ。『エー、結婚式 ニハ 3ツ ノ 袋 ガ アリマスネ。1ツ 堪忍袋。2ツ 巾着袋。3ツ エコ袋。アマゾン エコー ダケニネ!』それでSiriが『ピコン。アマゾン エコー の 売っている店を5件見つけました』」
ツ「突っ込めてねぇじゃねぇか。最後しか聞き取れてねぇじゃん」
ボ「まぁまぁ、こういう感じでさ漫才とかも変わっていくと思うんだけど。それよりも普段の生活も大きく変わってくと思うんだよね」
ツ「例えば?」
ボ「コンビニとか」
ツ「あ~。まぁ変わるだろうねぇ。レジが無人になったりとか?」
ボ「(指を振る)ちっちっちっ。甘いよ。未来のコンビニはそんなもんじゃない」
ツ「お前が何を知ってるんだよ。未来人か。同じ現代に生きてんだろ」
ボ「俺の想像する未来のコンビニはそんなもんじゃないから。じゃあ俺が未来のコンビニやるから、お前お客さんとして入ってきて」
ツ「お前コンビニやるの?コンビニの店員じゃなくて?」
ボ「ばっかやろう。未来のコンビニで人間がいたらおかしいだろ。とにかく!入ってきて」
ツ「口うるせぇなぁ。わかったよ。入ればいいのね。(自動ドアが開く素振り)ウィーン」
ボ「ちょっと待った!」
ツ「は?」
ボ「いま何やった?」
ツ「え?お前が店に入ってこいって言うから入る素振りしたんだよ」
ボ「お前なぁ…ここがどこだかわかってんのか」
ツ「熱量すごいな…ここは未来のコンビニってお前が言ってたけど」
ボ「未来のコンビニが現代のコンビニみたいに自動ドアウィーン式だと思ってんのかぁ。なめとんのかぁ!」
ツ「もう何で怒られてんだかわからんわ。未来のコンビニは自動ドアじゃないの?」
ボ「当たり前だろ。もっと想像力を働かせろよ」
ツ「えぇっと……(考える素振り)。あ、わかった。両サイドに開くんじゃなくて下から上にシュンみたいな(下から上に扉が開く素振り)」
ボ「(溜息)はぁ…。お前にはがっかりだよ。未来になって開き方しか変わらないって人類を下に見過ぎだ」
ツ「じゃあなんなんだよ」
ボ「そんなのワープに決まってんだろ!」
ツ「はぁ?ワープ?」
ボ「入口なんか存在しないんだよ。『あ、コンビニ行こう』って思ったときにワープしてコンビニにストンって入店できるんだよ!」
ツ「やべぇ未来だ。お前の思い描く未来ってどんだけ先なんだよ……」
ボ「だからコンビニ入店はウィーンじゃなくてストンね。わかった?ストンだよ」
ツ「はいはい。わかったよ。ストンって入ればいいんだな。(ピョンって飛ぶ)ストン」
ボ「いやいやいや」
ツ「今度は何?ってかコンビニやりたいんじゃないの?コンビニ入店するところでつまずく漫才って何?」
ボ「いや、ちょっとのことくらいだったら俺も見逃すけど今のはちょっと黙ってらんないわ」
ツ「お前の言った通りにストンってやっただろ」
ボ「いや、さすがに未来と言ってもただ行きたいと思っただけでワープできないって。もうそれじゃ人間がワープ能力持ってるみたいじゃん。違うってワープ機能を兼ね備えたiPhone100を使うんだよ」
ツ「iphoneって将来的にワープ機能付くの?まじで!機種変しないでおこう。あ、わかった。iphoneにワープ機能ってことはsiriにワープ先を言えばいいんだな」
ボ「お!だんだんわかってきたねぇ!その通り!じゃあ早速やってみて!」
ツ「(役に入る)あぁ~ちょっと喉乾いたな。飲み物でも買うか。よし、siri!コンビニまでワープして」
ボ「(siriっぽい声で)はい、ワープ可能なコンビニが5件ヒットしました」
ツ「おぉ~。なんかそれっぽい」
ボ「(siriっぽい声で)順番にワープしていきます」
ツ「え?順番に?ちょっと待って」
ボ「3・2・1・ストン」
ツ「(ストンと同じタイミングでジャンプ)あ、ファミマだ」
ボ「(間を空けずに)ストン」
ツ「セブンだ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ローソン」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ミニストップ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「セイコーマート」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「あ、元の場所だ」
ボ「(siriっぽい声で)ワープが完了しました。案内を終了します」
ツ「ちょっと待って!おかしいだろ!立て続けにワープすんな!」
ボ「(ウケる)『立て続けにワープすんな!』って突っ込み近未来っぽくていいね」
ツ「何が面白いんだよ。コンビニやりたいんだろ。5店舗のコンビニ素通りしただけだわ。素通りっていうか素ワープ?あとセイコーマートって北海道にあるコンビニじゃねぇか。コンビニのためだけに北海道行くなよ。ってかワープするならどこか一店舗に案内しろよ!」
ボ「(siriっぽい声で)かしこまりました。それでは近くのコンビニへワープします。ストン」
ツ「(ピョンっと着地する)やっと着いた。(周りをきょろきょろする)ここがコンビニだよな」
ボ「(ロボットっぽい声で)イラッシャイマセ。ご注文をドウゾ」
ツ「レジカウンターにスピーカーだけ置いてある……すげぇ新鮮だ。飲み物買いたいんだけど飲み物コーナーどこ?」
ボ「(ロボットっぽい声で)それでしたらコチラをご覧クダサイ。シュイン(手で四角いディスプレイを表現)」
ツ「おぉ~なんか画面が空中に出てきた。あ、これが飲み物のメニューなんだ。すげぇ。どれがいいかなぁ(ディスプレイを操作するふり)」
ボ「オキャクサマ。それはメニューの紙でございます。タッチしても意味ありません」
ツ「なんでだよ!なんでメニューだけアナログなんだよ。タッチしてて恥ずかしいわ!(メニューを紙に持つ素振り)」
ボ「見終わったらお戻しクダサイ」
ツ「わかったよ。えぇっとそれじゃお茶でいいよ。お茶くれる?」
ボ「カシコマリマシタ。カプセル型とペットボトル型どちらにしますか?」
ツ「は?カプセル型って何?」
ボ「カプセル型は飲むと胃の中でお茶の成分が充満シマス」
ツ「なんだそれ。のどの渇き一切潤わねぇよ。意味あんのか。ペットボトル型でいいよ」
ボ「カシコマリマシタ。ちなみにペットボトル型はカプセルがペットボトルの形をしていて飲みにくいデス。よろしいですか?」
ツ「全然よろしくねぇわ。ややこしい名前にすんなよ。結局どっちもカプセル型じゃねぇか。喉の渇き潤わせるタイプないの?」
ボ「それでしたら旧型になります。プッ古い人間ですネ」
ツ「このロボットめっちゃ腹立つな。客にこんな態度でいいんか」
ボ「袋にお入れしますカ?」
ツ「え?あぁ袋ね。じゃあお願いするよ」
ボ「カシコマリマシタ。ウィーンウィーンガシャーン(腕が生えてくる素振り)」
ツ「え?スピーカーから腕が生えてきた。怖っ!」
ボ「ウィーンウィーンウィーンウィーン(大げさに動きながら袋を広げてペットボトルを入れる素振り)」
ツ「動きに無駄がありすぎるわ!何なの未来!スッと入れろよ!」
ボ「ウィーンウィーンウィーン。目の前で両手を広げてクダサイ」
ツ「え?こうでいいの?(胸の前で両手を広げる)」
ボ「ヒューン(上から下へ視線を落とす)トン」
ツ「(何か上から落ちてきたものをキャッチする素振り)うお、上から降ってきた。袋の中にお茶の入ったペットボトル」
ボ「アリガトウゴザイマシタ」
ツ「いや、目の前でウィーンウィーンやってたそれ何だったんだよ!それを受け取るのかと思っちゃったよ」
ボ「これはパフォーマンスです」
ツ「なんだよ。パフォーマンスって。めちゃくちゃじゃねぇか。じゃあ買い物も済んだし帰るか」
ボ「オマチクダサイ」
ツ「え?まだなんかあるの?」
ボ「その袋をご覧ください」
ツ「え?この袋がどうかしたの?」
ボ「その袋はエコ袋でゴザイマス。アマゾン エコー ダケニネ!」
ツ「いや、全然上手くねぇわ!もう帰らせてもらうわ。siri!ワープして!」
ボ「(siriっぽい声で)ピコン。アマゾン エコー の 売っている店を5件見つけました。順番にワープを開始します」
ツ「いや違ぇよ。アマゾンエコーって言ってのはそこのスピーカーで」
ボ「3・2・1・ストン」
ツ「(ストンと同じタイミングでジャンプ)ちょっと待っ、ヨドバシ」
ボ「(間を空けずに)ストン」
ツ「ビックカメラ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ケーズデンキ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「エディオン」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「コジマ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「元の場所……っておい!立て続けにワープさせんな!ってさっきから言ってんだろ!っていうか全然できてねぇじゃん。未来のコンビニ」
ボ「(siriっぽい声で)ピコン。すみません。よく聞き取れません」
ツ「いい加減にしろ。どうもありがとうございましたー」
ツッコミ(以下ツ)「よろしくおねがいします~」
ボ「最近さぁ、将来が不安で不安で」
ツ「いきなり暗いなぁ。どうしたん?」
ボ「いやね、近所のスーパーでレジが無人になってたんだよ」
ツ「あぁ、なんか最近増えてるよね~。今後はそういうのが増えていくんかねぇ」
ボ「いやいや、そんな悠長なこと言ってらんないって」
ツ「どうして?」
ボ「俺らが立ってるこの場所だって無人になっちゃう可能性があるでしょ?」
ツ「え?」
ボ「昔のこと考えてみて。レジ打ちが無人になるって思ってた?」
ツ「いや、思ってなかったな。人がやるのが当たり前だった」
ボ「それで今は?」
ツ「無人になってる」
ボ「漫才は?」
ツ「そりゃ」
ボ&ツ「人がいるのが当たり前」
ツ(一緒にセリフ言われたことに驚く素振り)
ボ「じゃあ、将来的には?」
ボ&ツ「無人になってる」
ツ「いやいや、そんなわけないだろ。あと二人で一緒に言うことで説得力増してくるのやめてもらえる?」
ボ「ぜったいそんなことあるって。なんなら俺らはマイクの前にAIスピーカー置きに来る係になる」
ツ「は?」
ボ「だから、(一度舞台袖にはけた後にM1でおなじみの出囃子を口ずさみながら入場してスピーカーを2台置く素振り)んん!(咳払い)アレクサ!漫才のボケやって!」
ツ「アレクサ?amazonのスピーカーにボケやらせるの?」
ボ「んん!(咳払い)Siri!アレクサのボケを突っ込んで!」
ツ「それでSiriが突っ込み?」
ボ「そう。それでアレクサがこう言うんだよ。『エー、結婚式 ニハ 3ツ ノ 袋 ガ アリマスネ。1ツ 堪忍袋。2ツ 巾着袋。3ツ エコ袋。アマゾン エコー ダケニネ!』それでSiriが『ピコン。アマゾン エコー の 売っている店を5件見つけました』」
ツ「突っ込めてねぇじゃねぇか。最後しか聞き取れてねぇじゃん」
ボ「まぁまぁ、こういう感じでさ漫才とかも変わっていくと思うんだけど。それよりも普段の生活も大きく変わってくと思うんだよね」
ツ「例えば?」
ボ「コンビニとか」
ツ「あ~。まぁ変わるだろうねぇ。レジが無人になったりとか?」
ボ「(指を振る)ちっちっちっ。甘いよ。未来のコンビニはそんなもんじゃない」
ツ「お前が何を知ってるんだよ。未来人か。同じ現代に生きてんだろ」
ボ「俺の想像する未来のコンビニはそんなもんじゃないから。じゃあ俺が未来のコンビニやるから、お前お客さんとして入ってきて」
ツ「お前コンビニやるの?コンビニの店員じゃなくて?」
ボ「ばっかやろう。未来のコンビニで人間がいたらおかしいだろ。とにかく!入ってきて」
ツ「口うるせぇなぁ。わかったよ。入ればいいのね。(自動ドアが開く素振り)ウィーン」
ボ「ちょっと待った!」
ツ「は?」
ボ「いま何やった?」
ツ「え?お前が店に入ってこいって言うから入る素振りしたんだよ」
ボ「お前なぁ…ここがどこだかわかってんのか」
ツ「熱量すごいな…ここは未来のコンビニってお前が言ってたけど」
ボ「未来のコンビニが現代のコンビニみたいに自動ドアウィーン式だと思ってんのかぁ。なめとんのかぁ!」
ツ「もう何で怒られてんだかわからんわ。未来のコンビニは自動ドアじゃないの?」
ボ「当たり前だろ。もっと想像力を働かせろよ」
ツ「えぇっと……(考える素振り)。あ、わかった。両サイドに開くんじゃなくて下から上にシュンみたいな(下から上に扉が開く素振り)」
ボ「(溜息)はぁ…。お前にはがっかりだよ。未来になって開き方しか変わらないって人類を下に見過ぎだ」
ツ「じゃあなんなんだよ」
ボ「そんなのワープに決まってんだろ!」
ツ「はぁ?ワープ?」
ボ「入口なんか存在しないんだよ。『あ、コンビニ行こう』って思ったときにワープしてコンビニにストンって入店できるんだよ!」
ツ「やべぇ未来だ。お前の思い描く未来ってどんだけ先なんだよ……」
ボ「だからコンビニ入店はウィーンじゃなくてストンね。わかった?ストンだよ」
ツ「はいはい。わかったよ。ストンって入ればいいんだな。(ピョンって飛ぶ)ストン」
ボ「いやいやいや」
ツ「今度は何?ってかコンビニやりたいんじゃないの?コンビニ入店するところでつまずく漫才って何?」
ボ「いや、ちょっとのことくらいだったら俺も見逃すけど今のはちょっと黙ってらんないわ」
ツ「お前の言った通りにストンってやっただろ」
ボ「いや、さすがに未来と言ってもただ行きたいと思っただけでワープできないって。もうそれじゃ人間がワープ能力持ってるみたいじゃん。違うってワープ機能を兼ね備えたiPhone100を使うんだよ」
ツ「iphoneって将来的にワープ機能付くの?まじで!機種変しないでおこう。あ、わかった。iphoneにワープ機能ってことはsiriにワープ先を言えばいいんだな」
ボ「お!だんだんわかってきたねぇ!その通り!じゃあ早速やってみて!」
ツ「(役に入る)あぁ~ちょっと喉乾いたな。飲み物でも買うか。よし、siri!コンビニまでワープして」
ボ「(siriっぽい声で)はい、ワープ可能なコンビニが5件ヒットしました」
ツ「おぉ~。なんかそれっぽい」
ボ「(siriっぽい声で)順番にワープしていきます」
ツ「え?順番に?ちょっと待って」
ボ「3・2・1・ストン」
ツ「(ストンと同じタイミングでジャンプ)あ、ファミマだ」
ボ「(間を空けずに)ストン」
ツ「セブンだ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ローソン」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ミニストップ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「セイコーマート」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「あ、元の場所だ」
ボ「(siriっぽい声で)ワープが完了しました。案内を終了します」
ツ「ちょっと待って!おかしいだろ!立て続けにワープすんな!」
ボ「(ウケる)『立て続けにワープすんな!』って突っ込み近未来っぽくていいね」
ツ「何が面白いんだよ。コンビニやりたいんだろ。5店舗のコンビニ素通りしただけだわ。素通りっていうか素ワープ?あとセイコーマートって北海道にあるコンビニじゃねぇか。コンビニのためだけに北海道行くなよ。ってかワープするならどこか一店舗に案内しろよ!」
ボ「(siriっぽい声で)かしこまりました。それでは近くのコンビニへワープします。ストン」
ツ「(ピョンっと着地する)やっと着いた。(周りをきょろきょろする)ここがコンビニだよな」
ボ「(ロボットっぽい声で)イラッシャイマセ。ご注文をドウゾ」
ツ「レジカウンターにスピーカーだけ置いてある……すげぇ新鮮だ。飲み物買いたいんだけど飲み物コーナーどこ?」
ボ「(ロボットっぽい声で)それでしたらコチラをご覧クダサイ。シュイン(手で四角いディスプレイを表現)」
ツ「おぉ~なんか画面が空中に出てきた。あ、これが飲み物のメニューなんだ。すげぇ。どれがいいかなぁ(ディスプレイを操作するふり)」
ボ「オキャクサマ。それはメニューの紙でございます。タッチしても意味ありません」
ツ「なんでだよ!なんでメニューだけアナログなんだよ。タッチしてて恥ずかしいわ!(メニューを紙に持つ素振り)」
ボ「見終わったらお戻しクダサイ」
ツ「わかったよ。えぇっとそれじゃお茶でいいよ。お茶くれる?」
ボ「カシコマリマシタ。カプセル型とペットボトル型どちらにしますか?」
ツ「は?カプセル型って何?」
ボ「カプセル型は飲むと胃の中でお茶の成分が充満シマス」
ツ「なんだそれ。のどの渇き一切潤わねぇよ。意味あんのか。ペットボトル型でいいよ」
ボ「カシコマリマシタ。ちなみにペットボトル型はカプセルがペットボトルの形をしていて飲みにくいデス。よろしいですか?」
ツ「全然よろしくねぇわ。ややこしい名前にすんなよ。結局どっちもカプセル型じゃねぇか。喉の渇き潤わせるタイプないの?」
ボ「それでしたら旧型になります。プッ古い人間ですネ」
ツ「このロボットめっちゃ腹立つな。客にこんな態度でいいんか」
ボ「袋にお入れしますカ?」
ツ「え?あぁ袋ね。じゃあお願いするよ」
ボ「カシコマリマシタ。ウィーンウィーンガシャーン(腕が生えてくる素振り)」
ツ「え?スピーカーから腕が生えてきた。怖っ!」
ボ「ウィーンウィーンウィーンウィーン(大げさに動きながら袋を広げてペットボトルを入れる素振り)」
ツ「動きに無駄がありすぎるわ!何なの未来!スッと入れろよ!」
ボ「ウィーンウィーンウィーン。目の前で両手を広げてクダサイ」
ツ「え?こうでいいの?(胸の前で両手を広げる)」
ボ「ヒューン(上から下へ視線を落とす)トン」
ツ「(何か上から落ちてきたものをキャッチする素振り)うお、上から降ってきた。袋の中にお茶の入ったペットボトル」
ボ「アリガトウゴザイマシタ」
ツ「いや、目の前でウィーンウィーンやってたそれ何だったんだよ!それを受け取るのかと思っちゃったよ」
ボ「これはパフォーマンスです」
ツ「なんだよ。パフォーマンスって。めちゃくちゃじゃねぇか。じゃあ買い物も済んだし帰るか」
ボ「オマチクダサイ」
ツ「え?まだなんかあるの?」
ボ「その袋をご覧ください」
ツ「え?この袋がどうかしたの?」
ボ「その袋はエコ袋でゴザイマス。アマゾン エコー ダケニネ!」
ツ「いや、全然上手くねぇわ!もう帰らせてもらうわ。siri!ワープして!」
ボ「(siriっぽい声で)ピコン。アマゾン エコー の 売っている店を5件見つけました。順番にワープを開始します」
ツ「いや違ぇよ。アマゾンエコーって言ってのはそこのスピーカーで」
ボ「3・2・1・ストン」
ツ「(ストンと同じタイミングでジャンプ)ちょっと待っ、ヨドバシ」
ボ「(間を空けずに)ストン」
ツ「ビックカメラ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「ケーズデンキ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「エディオン」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「コジマ」
ボ「(テンポよく)ストン」
ツ「元の場所……っておい!立て続けにワープさせんな!ってさっきから言ってんだろ!っていうか全然できてねぇじゃん。未来のコンビニ」
ボ「(siriっぽい声で)ピコン。すみません。よく聞き取れません」
ツ「いい加減にしろ。どうもありがとうございましたー」