漫才ネタのフリー素材「無気力」

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どうも。皆さまお変わりなく。普段生活していて急に漫才しなきゃいけなくなったとか、ライブ当日でも全く漫才ネタができてないとか日常生活あるあるだと思います。

そんなあなたにフリーの漫才ネタ書いてみたのでもし必要な方はご自由にアレンジして使ってくだせい。

無気力

ボケ(以下ボ)「いやぁ~なんにもやる気しない」
ツッコミ(以下ツ)「おい、本番中だぞ。シャキッとしなさいよ」
ボ「家から出たくない!ずっと寝てたい!(シャキッと元気に)」
ツ「元気に無気力なこと言うな。何かあったんか?」
ボ「もうね、正直やりたいこととかないんだよ」
ツ「は?」
ボ「漫才とかってさ、『いやー最近かっこいいと思うことがあるんだよね』とか『この仕事やってみたい』とかって言ってそのネタ始まるじゃん?」
ツ「まぁ漫才といえば基本そんな流れになるわな」
ボ「俺なんにもなりたくない!ってか『警察官になってみたいんですよね』って言ってんだったら芸人なんかやってないでやることあるだろ!」
ツ「そういうこと言うなって!かっこいいからやってみたいとか憧れって誰にでもあるだろ!あと流れを守れ!」
ボ「俺は何にもなりたくない。俺は、俺であり続けたいんだ…(かっこつけて言う)」
ツ「カッコつけてるけど無気力なだけだからな…。じゃあ俺のなりたいやつやればいいだろ。俺最近消防士ってかっこいいと思うんだよね。燃え盛る炎の中で逃げ遅れた人を助ける!みたいな」
ボ「ふーん」
ツ「じゃあ俺消防士やるからお前逃げ遅れた人ー」
ボ「それ!結局おれも何かにならないといけないじゃん!」
ツ「それも嫌なのかよ!」
ボ「別にお前がなりたいものに関して俺はとやかく言うつもりはない。でもな、それによって誰が犠牲になってるのか考えたことあるか?(かっこつけて言う)」
ツ「なんでこいついちいちカッコつけて言うんだ。腹立つ。じゃあどうしろって言うんだよ。一人二役やれっていうのか!(消防士の役)くっそ!燃え盛る炎の中にまだ取り残されてるぞ!(ちょっと離れて取り残された人)きゃー!助けてー!(定位置に戻って)待っててください!今助けに行きますから!(ちょっと離れる)早く!早く来てください!」
ボ「(ぼーっとしてる)」
ツ「(定位置に戻ったあと炎をかき分けて進む素振り)くっそー!炎が強すぎてなかなか近づけない。(ちょっと離れて)ゴホゴホッ。煙で息が…」
ボ「(ぼけーっとしてる)」
ツ「(炎をかき分けて)やっとたどり着いた!(咳き込みながら)ありがとうございます。消防士さん!(肩をかついで歩く素振り)よし!外に出ますよ!もうちょっとですよ!頑張ってください!(相方を見て立ち尽くす)…」
ボ「(あくびする)」
ツ「温度差やばくない?!なにこの温度差!俺消防士で炎の中!お前ただぼーっとつっ立って冷めきってる!なにこれ!あと二役やったせいで息切れぎれだわ!」
ボ「じゃあこの辺が温度的にちょうどいいんじゃん?(相方との間あたりを指し示す)」
ツ「なにそのワケわかんない返事!もういい加減にしろって」
ボ「あ、漫才終わり?(嬉しそうにする)」
ツ「嬉しそうにすんな!こんなんで終われるかぁ!」
ボ「普通いい加減にしろって言ったら普通漫才終わるだろ。…お前が漫才の流れを守れと言っておきながら、守れていない。人の振り見て我が身直せ…違うか?(カッコつける)」
ツ「そのキャラなんなんだよ!腹立つなぁ!」
ボ「あぁわかったよ、わかったわかった。降参だよ。お前消防士やっていいよ」
ツ「上から目線なのがムカつくけどやっと乗り気になったか。じゃあ逃げ遅れた人ー」
ボ「いや、おれは近くに住んでる無関係の人間。バイトの帰りに偶然火事の現場を通りすぎる一般人Aやるわ」
ツ「はぁ?どういうこと?」
ボ「いいからやるぞ。スタート」
ツ「強引だなぁ…。(役に入る)ここか!火事の現場は!よし逃げ遅れた人もいないみたいだし消火活動だ(ホースを持つ素振り)消化開始!ブシャーー!」
ボ「(ちょっと離れたところから歩いて相方へ近づく)…あれ、火事だ。(ちょっと間を置いてから)結構燃えてんじゃん。物騒だな…プルルルル(スマホを取り出す素振り)あ、もしもしタカシ。どしたの?うん、いまバイトから帰ってるところ」
ツ「(消火活動しながら相方の方を見る)…」
ボ「(電話をしながら離れてく)え?まじで?モトコちゃんが友達と遊びに行ってから消息絶ったの?うん、うんうん、それで?(電話の相手の話を聞くふり)」
ツ「(相方の方を気にしつつ)…くっそうなかなか炎が消えないな…」
ボ「え!お前ドーナツ平野も進めないの?ははっ、あんなもん根気だって(テンション高め)」
ツ「(消火活動やめて立ち尽くす)…」
ボ「コツ?コツとか別にないよ!あぁ隠しゴールは見つけるのにちょっとコツいるけどね。場所?教えないよ!自分で見つけるから楽しいんじゃん!ヒント?ヒントねぇ、どうしよっかなぁ(笑)じゃあ…教えてあげなーい(笑)怒んな怒んな。わかったよ、じゃあヒントだけな!」
ツ「…なんでマリオの話でそんなに盛り上がってんだよ!!!!!」
ボ「おぅ、なんかいきなり消防士の人に怒鳴られたんだけど(電話の相手に向かって話す)」
ツ「もうそれはいいから。ドーナツ平野ってスーファミのマリオじゃねぇか。しかも最初の方のステージ!あんなんクリアできる人いっぱいいるわ。なに玄人ぶって話てんだよ!『ヒント?どうしよっかなぁ(笑)』じゃねぇわ!あんなん初歩の初歩…ってちげえよ!論点そこじゃねぇ!お前の役なんなんだよ!」
ボ「近くに住んでる無関係な一般人A」
ツ「本当に無関係だったわ!二人でやる意味がない!なにも交わらない。俺は俺で消火活動してお前はお前でよくわからん友達とマリオの話で盛り上がってる。っていうかモトコちゃんの失踪をもっと心配しろ!事件性確実にあるだろ!」
ボ「モトコちゃんはいつもそんな感じ」
ツ「どんな友達だよ」
ボ「なんだよ、俺がどんだけ譲歩してもホーホケキョホーホケキョうるさいやつだな」
ツ「そこはピーピーとかピーチクパーチクとかでいいんだよ。鳴き声のチョイスがおかしいわ」
ボ「もう漫才なんてやってらんない」
ツ「ほう、そんならどうすんの?」
ボ「おれ警察官になる」
ツ「いい加減にしろ!」
ボ「…」
ツ「ここは終わるとこだから!ちゃんと締めろ!」
ボ「どうもありがとうございましたー」